

16世紀から17世紀前半にかけて、ビロードはヨーロッパで流行した。ビロードや絹紋織地に金モール装飾をつけた衣服は、もっとも美麗で上等な衣装と考えられていた。ビロードの生産地としてはイタリアのヴェネチアが知られていたが、16世紀前半には中国でも生産されるようになった。日本に伝わったビロードは中国産のものである。
舶来のビロードは日本でも珍重され、鎧下着の立衿にだけ使ったり、陣羽織の表地に用いたりした。ビロードの華麗な外観は、当時の流行の最先端だったのである。
解説:ジュバン|カルサン|メリヤス|マント|陣羽織|南蛮キセル|更紗
夫人の衣|武士の衣|南蛮好み|農民・町人の衣|能装束
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