マント(合羽)



16世紀のヨーロッパでは、スペイン式の短いマントは男子の正装にかかせないものであった。日本に渡来した南蛮人たちも、ほとんどが長短のマントを着用している。宣教師たちは、イエズス会とドミニコ会は黒、フランシスコ会は茶、アウグスチノ会は灰色というように、宗派によって色の異なる長いマントを着ていた。ポルトガル語でこれをカパcapaと呼んだ。
南蛮人が着用したマントは、日本ではカッパ(合羽)として外出の時、とくに雨天の際の便利な衣服として流行した。江戸時代には木綿製のカッパがつくられ、旅装や防寒、防雨のために用いられた。マントの伝来によって、日本人は外衣の概念を植えつけられたのである。


解説:ジュバンカルサンメリヤス陣羽織南蛮キセルビロード更紗
夫人の衣武士の衣南蛮好み農民・町人の衣能装束



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