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襞衿

襞衿は、16世紀から17世紀初期にヨーロッパで大流行したもので、当時の服装の大きな特徴である。張りのある薄布を8字形にたたんで襞とした巨大な衿が立衿に重ねて用いられ、車輪のように首回りをおおった。レース、刺繍、宝石などで飾ることもあり、身分や男女を問わず愛好された。17世紀初期になると細かくギャザーを寄せた形式となり、「しおれた花弁のごとく」と表現されるように、着用する首のまわりに柔らかく垂れた。また扇形のメディチ・カラーなども登場した。
エキゾチックな雰囲気をかもし出すフリル(布襞)の装飾性は、陣羽織の袖口や衿の端飾り、カルサンの脇あきの端飾りなどに取り入れられた。何色もの襞を重ねたり、ときには衿そのものをフリルで形づくったりした。


関連図版リスト:襞衿
 
解説:ジュバンカルサンメリヤスマント陣羽織南蛮キセルビロード更紗
夫人の衣武士の衣南蛮好み農民・町人の衣能装束



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