
イエズス会
十六世紀前半、宗教改革で急速にのびた新教勢力に対抗して旧教の勢力回復をはかるため、1534年イグナチウス・ロヨラらによって結成されたカトリック教会の司祭修道会。
イグナチウスはスペインのバスク州出身の元軍人であったが、戦いで重傷を負って病臥するうちに改心し、宗教への道を志した。各地を回って研鑚した後、パリ大学でフランシスコ・ザビエルらに出会い、七名の同志で「コンパニア」を結成。1540年、ローマ教皇の認可により、正式にイエズス会と称した。
当時ポルトガルとスペインは海外領土獲得を競い合っており、教皇は両国王に新たに発見・獲得した領民をカトリック信仰に導くよう宣教師の派遣を命じていた。イエズス会はこれに同調してアジア・アフリカ・ラテンアメリカなどへの伝道に力を尽くし、キリスト教の世界布教に画期的貢献をなした。
ポルトガル国王の援助のもとに東洋へ伝道していたザビエルが、1549年(天文18)日本に初めてキリスト教を伝えた。以来、イエズス会は日本布教をほぼ独占、ヴィレラ、フロイス、ヴァリニャーノなど続々と優れた会士たちが来日し、布教活動に参加した。フランシスコ会などイスパニア系修道会来日後も主導権を持ち、迫害がはじまったあとも最後までとどまったが、鎖国よって日本の教会は壊滅した。1773年、イエズス会は廃止されたが1814年に復活、1908年再来日、ついで10年、上智学院における日本での布教が再開された。
人物詳細
ルイス・フロイス
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