漢画系人物



漢画では、主として中国の人物が対象となっている。近世初期には、儒教思想の影響を受けた主題が多くなっている。儒教の教化手段ともされた勧善懲悪の観念を描いたものを「鑑戒」といい、中国人物画の正統を成している。名君、賢需、勲臣、学士などの徳行の姿を描くことによって、一種の視覚教育の役割を果たしていた。また史実や伝説における同士、仙客、文人などの有名な故事来歴、逸話などを描いたものは、「鑑戒」よりは自由に楽しむために選ばれる主題であった。

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