|
|
重要文化財 関ヶ原合戦図屏風 大阪市立博物館蔵 8曲1双 1隻のサイズ194.1cm×590.0cm 弘前藩津軽家に伝来。合戦後まもなくの制作と考えられる。慶長17年(1612)、家康の養女満天姫が津軽信枚に嫁す際に、家康に泣いて懇願し、この屏風の持参を許されたという。 一般的な屏風より格段に大型で、金地をふんだんに用いるなど調度装飾的要素が強い。右隻に9月14日の大垣城、岡山での東西両軍対陣を、左隻に15日決戦終盤の追撃する東軍を描く。後世になって制作された関ヶ原合戦図屏風と異なり、右隻4扇上段と左隻1扇中段に家康の姿がある。右隻上段の抜き身の刀を肩に戦地へと駆ける東軍兵士や、下段西軍の兵糧調達など、戦場の慣習も描かれる。美術的価値はもちろん合戦当時の資料的意義も高い。 一方で、後世貼られた地名や陣所は誤りが多く(右隻1扇上部で呂久川を久世川とするなど)、武将もほとんど特定できない。個々の記録より個々の場面の仕上げを重視し、記念的な目的で制作されたと考えられている。 |
|
掲載作品リスト ウィンドウを閉じる |