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日本にもたらされた食文化
前回は音楽についての話題でしたが、今回は食に関するお話です。16世紀半ばにもたらされた南蛮文化のなかでも、食に関するものは多いのですが、ちょっと信じられないのが、日本でつくられたパンが、なんと世界一とのお墨付きをもらったことでしょう。スペインのドン・ロドリーゴ・デ・ヴィヴェールという人(何者かは不明)が、 江戸でパンを食べ、世界一の美味であると激賞した記録があるのです。いま、日本の至る所でおいしい焼きたてのパンを食べることができますが、その伝統(?)はこのときから始まったようです。
そのほか、西洋菓子としてとくにカステラが有名ですが、現在のポルトガル語では「パン=デ=ロ」というのに対し、昔は「クララ=エン=カステロ」と称したそうで、これが転じてカステラになったと考えられています。また、コンペイ糖、天ぷらなどがポルトガル語であることはよく知られていますが、おでんのタネにもなる「ヒリョーズ」(小ぶりの「がんもどき」を関西では今でもこう呼んでいます)、ビスコイトから転化したビスケットなどもポルトガル語、というのはちょっと意外な感じがしないでもありません。

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