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日本にもたらされた西洋音楽
16世紀半ばより以降、イエズス会宣教師たちや、天正遣欧使節一行によって西洋の音楽や楽器が日本にもたらされましたが、一体それはどのようなものであったのでしょうか。
具体的に挙げると、クラボ、アルバ、リュート、ラベイカという名前の楽器が分かっていますが、これは順にチェンバロ(フランスではクラブサン)、ハープ、マンドリンの古い形、バイオリンの前身、ということになります。このほかに、ビオラ=ダルコという弦楽器、フラウタと呼ばれたフルート、そしてこれはおなじみのオルガンなどもありました。また、日本人のあいだにもこうした楽器を巧みに演奏をする人びとが次第にあらわれてきますが、キリスト教が弾圧されると公然とは演奏できなくなり、残念ながら明治維新に改めて西洋音楽が移入されるまで、途絶えてしまいました。しかし、キリシタン版と呼ばれる日本で印刷物された書物のなかに『サカラメンタ提要』という本があり、そのなかに当時教会で歌われていたグレゴリオ聖歌の楽譜が残っていたのです。もちろん、これをそのまま演奏すれば当時の音楽が分かり、たいへん貴重な資料となっています。

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