TOPICS
縁起を担いだ戦国の武士
現代スポーツを代表するプロ野球の選手・監督でも、シーズン中は何かと縁起をかつぐ人が多いと聞きますが、自国の運命や生命・財産がかかった戦いを目前にして、戦国の武士たちがいきおいナーヴァスになり、つい縁起のひとつやふたつ担ぎたくなるのは人情というもの。指揮官の優劣、人数・物資の差違、武器や馬の良否といった側面ばかりでなく、やはりここ一番の踏ん張りどころではメンタリティやモチベーションの強弱が勝敗を分けるのです。
縁起といっても、「鳥が向こう、つまり敵方に飛んでいったから我が軍の勝利」、戦場で弓が折れたとき「握りより上は吉、下は凶」、また「甲冑を北向きに置くべからず」といった、たわいないものが多かったようです。しかし、縁起担ぎや迷信、まじないの類であっても、将たるものはこれを利用し、全軍を一種の興奮状態、集団催眠状態へと導き、集中力を高めて敵に当たることもまた戦略と心得ていたのです。
# 次のページ
* 前のページ
関ヶ原日記
1月 2月 3月
4月 5月 6月
7月 8月 9月
10月 11月 12月
最新のTOPICS
以前のTOPICS
HOME