TOPICS

女性たちの戦い
戦国時代の武家の女性は政略結婚の道具として扱われ、なかば人質のようなかたちで見も知らぬ相手のもとに嫁いでいかなくてはなりませんでした。女性に限らず、すべてが「お家のため」にあった時代、個人の意思が尊重されようはずもありません。しかも一夫多妻が常で何人もの側室と同居し、さまざまな確執に悩まされなくてはなりませんでした。また嫁入りした女性でも完全に婚家に包み込まれず、生家のものという意識が強く残っており、実家の都合に応じて何度も離別、再婚させられた悲劇の女性たちも少なくありません。
しかしこの時代の女性たちは、明日をも知れぬ戦乱の世に育っただけに、武芸をたしなむ女性も多く、甲冑を身にまとって城を守り、破れたさいには夫とともに切腹、といった武勇伝も多く伝えられています。また夫の死後、幼い後継ぎに代わって家中を統率し、外敵・内敵から家を守りとうした女性たちもいます。彼女らは、ただ人形のように生きていたわけではなく、その運命に忍従しながらも妻として、母として、精一杯の自己主張をおこなったのです。

# 次のページ
* 前のページ

関ヶ原日記
1月 2月 3月
4月 5月 6月
7月 8月 9月
10月 11月 12月

最新のTOPICS
以前のTOPICS

戀HOME