[ウェブマガジン] WEB MAGAZINE vol.015



第1回「和紙の里美濃町と美濃和紙の歴史」


01 水に育まれた和紙の里
02 豪商が軒を並べる卯建(うだつ)のまち
03 春の訪れを告げる「美濃まつり」
04 正倉院に残る最古の紙
05 大矢田の紙市
06 家康の采配に使われた紙
07 近代以降の紙業界の変容
08 美濃和紙の里会館


正倉院に残る最古の紙

日本に現存する文書資料の中で年代がはっきりしている最古のものは、正倉院に残る702年(大宝2)の美濃、豊前、筑前国の戸籍の一部です。当時は自国の戸籍用紙は自国で漉いていたため、地方地方で紙質が異なっていました。いずれも溜め漉きと呼ばれる製紙法で漉かれた楮(こうぞ)の和紙ですが、美濃の紙は「特にすぐれた出来映えである」と評されています。   古代美濃の国府は大垣市の西方、不破郡垂井町にあり、紙屋と呼ばれる当時の製紙工房も付近にあったようです。こうして揖斐川流域で始まった紙つくりは次第に中濃地域にも広まり、美濃市牧谷地区では平安時代には抄紙が始まっていたと伝えられています。



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