[ウェブマガジン] WEB MAGAZINE vol.014

01 広重の描いた「木曽路の名所絵」
02 中山道と木曽路
03 木曽路の名所・図絵
04 中山道のイメージを表現した美術館
05 今後のスケジュールなど


広重の描いた「木曽路の名所絵」

岐阜県東南部に位置する恵那市といえば、木曽川の中流域、旧中山道大井宿として栄えた宿場町として知られています。中世以降から歴史の表舞台に登場し、戦国時代には織田、武田両軍争奪の地となり、しばしば戦火に見舞われています。江戸時代には岩村藩、苗木藩などの小藩が独自の文化や学問を発達させ、佐久間象山、渡辺崋山の師としても名高い佐藤一斎など、すぐれた文人を輩出しています。
今年9月21日、この恵那市に「中山道広重美術館」が開館し、話題を集めたことはいまだ記憶に新しい出来事です。折しも岐阜県や長野県では、今年から来年にかけて木曽街道・中山道四百年祭りが開かれている節目の時期であるだけに、きわめてタイムリーな開館といえましょう。紅葉がひときわ美しい晩秋の一日、開館記念展「木曽路の名所・図会」を鑑賞せんと、さっそく美術館を訪問してみました。オープニングを記念したこの特別展は、地元コレクターとして名高い田中春雄さんが収集・寄贈した400余点の浮世絵のなかから、とくに木曾街道(中山道)にちなんだものを中心に企画構成されたものです。



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