[ウェブマガジン] WEB MAGAZINE vol.012



第4回「現代のやきもの事情」


01 やきもの生産の中心地・土岐
02 流通拠点の卸団地
03 美濃陶芸村の「一陶窯」
04 窯焚きの難しさ
05 志野の魅力
06 まぼろしの「汽車土瓶」
07 駄知・どんぶり会館


まぼろしの「汽車土瓶」

さて少々むつかしい伝統工芸の世界から戻って、懐かしいやきものの話をひとつ。みなさんは「汽車土瓶」というものをご存知ですか?

  これは昭和40年代半ばまで、駅弁のお供としてかかせなかったお茶の容器のことですが、覚えているご年輩の人も多いかと思います。土岐市南部の山沿いを走る県道66号(多治見−恵那線)が稚児岩大橋にさしかかる手前の高台に、道の駅「どんぶり会館」があります。ここでなんと、その汽車土瓶を発見してしまいました。この土瓶、お茶を飲んだ後はそのままもち帰り、自宅で愛用する人も多かったとか。時代とともにポリエチレンの容器にとって代わられ、今ではついぞ見かけなくなってしまいました。つくっていたのは、近くの駄知町や多治見の高田町でした。「どんぶり会館」の名物「献上丼弁当」は、持ち帰りOKの美濃焼どんぶりに入って人気を呼んでいますが、これに汽車土瓶をつけたお土産にすれば、喜ばれることうけあいです。



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