[ウェブマガジン] WEB MAGAZINE vol.012



第4回「現代のやきもの事情」


01 やきもの生産の中心地・土岐
02 流通拠点の卸団地
03 美濃陶芸村の「一陶窯」
04 窯焚きの難しさ
05 志野の魅力
06 まぼろしの「汽車土瓶」
07 駄知・どんぶり会館


窯焚きの難しさ

中島さんの窖窯は平成元年に築いたもので、年2回火をいれるそうです。窯焚きは1週間も続くたいへんな作業で、しかも100万円近くの費用がかかるそうです。必要とする薪約1000束は、アカマツの木を丸太で購入し、それを割って乾燥させたものを用意するそうです。
これまでに20回以上焚いても、窯のくせなどのデータはとりにくく、満足のいくものは3、4割しかできないので、納期の決まった仕事などではガス窯も使うそうです。それでもあえて効率の悪い窖窯を使うのは、志野特有の淡いピンク色や枯れた風合いというものは、窖窯なくしては生まれないからだそうです。こんなところにも、中島さんの作家としてのこだわりを感じました。
次の火入れは11月ですが、21日夕方から24日に訪れると窯焚き風景を見学させてもらえるそうです。めったにないチャンスですから、興味のある方はぜひこの日に合わせて陶芸村を訪れてみてはいかがでしょう。
 
中島さんの窖窯



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