[ウェブマガジン] WEB MAGAZINE vol.009



第1回「やきもの探訪」


01 豊富な土に恵まれた東濃のやきもの
02 陶都・多治見の「オリベイズム」
03 庭園が美しい土岐氏ゆかりの虎渓山
04 昔ながらの誠実な仕事を続ける〈水月窯〉
05 美濃焼のうつわで料理を堪能
06 古窯と徳利の町・高田(たかた)


庭園が美しい土岐氏ゆかりの虎渓山

市街地を離れて北東に車で約10分。虎渓山の北麓、土岐川の河畔に古刹・永保寺があります。木々が濃い影を落とす急な坂道の参道を進むと、中国・廬山の虎渓の風景にあやかり、虎渓山と山号がつけられた臨済宗の禅寺にたどりつきます。鎌倉末期に夢窓疎石が草庵を結んだのが始まりで、開山はその法弟・元翁本元、開基はこの地を基盤とし、のちに     美濃国守護となった土岐一族の頼氏です。疎石の初期の作庭として知られ、四季折々に表情を変える美しい庭園は、国の名勝に指定されています。
また入母屋造の観音堂や唐様の開山堂はともに国宝で、開山堂の前に立つ明治39年に作られたという大きな一対の陶製灯籠も目を引きます。

 
開山堂前の陶製灯籠   虎渓山永保寺の庭園



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