[ウェブマガジン] WEB MAGAZINE vol.006



第3回「和傘のできるまで」


01 傘のできるまで
02 [工程1・傘の紙を準備する]
03 [工程2・柄を準備する]
04 [工程3・骨を準備する]
05 [工程4・紙張り]
06 [工程5・仕上げ]


[工程5・仕上げ]
  • 絵を描く。蛇の目の模様は紙を切り張りしたり、印刷した模様を張りますが、日傘や舞踊の傘は手書きの模様が付けられます。(写真1)
  • 油引き。雨傘は紙の表面に油を塗り、防水加工します。主にエゴマと使用しますが、桐油や亜麻仁油を混合して使うこともあります。(写真2)
  • 漆掛け。油を引いたあと、蛇の目傘の場合、親骨の上に漆を塗ります。(写真3)
  • 飾り糸。蛇の目や舞踊の傘、野点傘の小骨には飾り糸が付けられます。この糸を「かがり」と呼んでいます。赤や黄、青や緑の糸で一定のパターンで模様を作ります。模様には「棒飾り」と言う単純なものから「桔梗網」といった複雑な模様までいろいろあります。岐阜では「ひとつ網」「霞」と呼ぶ模様が多く見られとのことです。(写真4)
  • 付属品の取り付け。柄の部分に籐を巻き付けたり、頭のろくろのところに雨が浸みこまないように「カッパ」という正方形の紙を取り付けたりします。さあ、これで和傘の完成です。(写真5)
以上ながながと工程についてお話しましたが、これでもなるべく簡単に説明したつもりです。じつは本来もっとこまかく説明しないと、岐阜の傘がいかに丁寧に、また精密にできているかがわからないのですが、まあそれはまたの機会にいたしましょう。



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