[ウェブマガジン] WEB MAGAZINE vol.005

「岐阜の和傘」シリーズ 第2回「和傘の歴史」


01 雨の多い日本の気候
02 和傘のルーツは「きぬがさ」
03 雨傘の登場
04 徳川時代の傘
05 岐阜で傘つくりが盛んになった理由


雨の多い日本の気候

高温多湿な気候のせいもあり、わが国では雨や雪といった自然現象は人々の生活と密接に結びつき、日本人の心のあり方、感受性といった精神の奥深くにまで影響を与えています。ですから雨だけに限っても、春雨、五月雨(さみだれ)、夕立、秋雨、時雨(しぐれ)、村雨、驟雨(しゅうう)などなど、季節によって、また降り方の程度によって呼び方がすべて異なり、古来和歌や俳句の季語としても重要な役割を果たしてきました。
このように雨とながくつきあってきた日本人ですから、実生活のなかでは雨具として蓑や笠(右の絵参照)、合羽とならび、傘が果たしてきた役割には大きなものがありました。そこで今回は、傘はいったいいつ頃から使われてきたのか、またどのように変化してきたのか、その歴史を簡単に振り返って見ることに致しましょう。

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