[ウェブマガジン] WEB MAGAZINE vol.002

「岐阜の織りと染め」シリーズ 第2回「郡上紬」


01 郡上と紬
02 紬のつくりかた
03 紬づくりの衰退と復活
04 宗廣力三
05 現在の「郡上工芸研究所」
06 郡上紬に出会うには




郡上と紬

「わたしゃ郡上の山奥育ち、主と馬引く、糸も引く」
(郡上おどりの「春駒」より)。


ここにうたわれている「糸も引く」は紬織りのことだそうで、郡上の農家では、昔から「地織り」(くず繭をためてつむいで手機でつくった自家用紬)がたいへんさかんでした。
平家の落人が野蚕繭をつむぎ、草や木を煎じて染めたのが前身だといいます。
たてよこの色糸の組み合わせで縞や格子を織り出す「縞織り」、あらかじめくくって染めた糸で絣模様を出していく「絣織り」。郡上紬は縞や格子に、さらに絣を組み合わせ(「絣合わせ」)、曲線模様など独自の複雑な表現を生み出しました。


郡上紬の紬糸。郡上八幡博覧館の展示より



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